英語教育よもやま話

英語教育関連の情報提供を通じ、相互交流できればと思います。

天才少年プログラマーを育成した教育

「『真のゆとり教育』が生んだ18歳天才プログラマー」という
記事が日経でとりあげられていた。
史上最年少で情報処理推進機構(IPA)により昨年、天才
プログラマーとして認定された上野康平氏(千葉大理学部2年)
は、小中学時代を米国で過ごし、帰国後高2で大学に飛び級入
学した。
 こうした天才が育った背景には、米国での科目別の飛び級制
度や自由な課題学習などの『真のゆとり教育』があったことを指
摘している。

 上野氏へのインタビューの中で注目すべきは、
(1)小1からプログラミングを独自に学習していたこと
(2)英語がとても重要だったと述べていること

 低年齢でITの本格的な勉強をしようと思っても英語で情報を読
めないと、低いレベルの情報しかとれないのだそうだ。

(3)ネットよりリアルコミュニティが大切
 そうしたIT分野の図抜けたエキスパートとのリアルな交流が、
知識を得たりヒントを得る上でとても重要であることを指摘してい
る。


この記事を読んで、以前にNEC総研の成川泰教氏が指摘してい
「これから必要な3つの言語」を思い出す。


 (1)英語
(2)機械語:コンピュータ言語、プログラミング言語
(3)日本語(国語)
 世界をかけめぐる多くの情報を取得するための「英語力」と、たん
にパソコンのソフトを使えるだけでは不十分で、ある程度技術的に
も精通していなければいけないとされる「コンピューター言語」そし
て、想像力、思考力、表現力の基礎としての「日本語」をあげてい
る。

大前研一氏も、英語の重要性、コンピューター言語への精通、コミュ
ニケーション力、思考力といったことが、これからの大切なスキルだ
という趣旨のことを、いろいろなところで述べられている。

 最近思うことだが、どうもこれからの集団教育で必要なのは、自分
の本当に夢中になれる事を探すためのヒントと機会をたくさん与える
ことと、自分でどんどん学ぶ方法を身につけさせる(自立学習;オート
ノミー)、自分の考えを述べ、人の意見を聞き、再構築するというコミュ
ニケーションのトレーニング。そして、社会人、国際人、地球人として
の価値観、倫理観の育成ではないか。
 大前氏は、自著「親が反対しても子供はやる」の中で、「『日本人は、
国籍と会社を除いたら何も残らない』といわれます。
しかし、本来日本人、会社人である前に、一人の人間であり、家庭人
であり、地球人であるはずです。にもかかわらず、
日本の教育ではそんなことは、誰も教えてくれません・・・」と述べてい
る。

 好きなことを見出し、とことん極めて、それを社会のために役立てる
ことのできる人づくりこそが大切なのではないかと最近、よく考える。
英語は、価値観を広げ、好きなことの情報を集める手段として、とても
重要なのだという思いをこれらの記事を読んで、あらためて感じた。

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