川島隆太教授の実験結果から・・・!
直接音読とは関係ないが、川島隆太先生の実験結果でいくつか興
味深い事象があるのでご紹介しておく。
(1)オノマトペーの効用
脳は一般的に「音」と「言語」をそれぞれ別々に聞き分けるら
しい。それぞれに反応する脳の側頭葉の部位が異なるそうだが、両
方が活性化する方が、脳の発達は良いという。
その意味で日本語に多い「オノマトペー」は、脳の発達のための
刺激としてはとても良いという仮説をだしている。
子供のときに、オノマトペーを多様することは脳への良い刺激と
なるというのは面白い!
(2)脳は語順を意識している?
英語と日本語を聞いているときの脳の活動部位は、それぞれ異な
るが、ある実験で日本語の語順の英文(I school go to)の場合、
日本語に反応する部位しか活性化しなかったそうだ。
韓国の学生での実験では、外国語だが、英語と日本語では反応す
る脳の部位が異なったそう。日本語は何と韓国語と同じ脳の部位が
活性化したそうだ。日本語と韓国語は文法的には近い部分があるか
らだろうか。
これらの結果からすると、脳は語順を意識しているといえる。外
国語学習の上で語順を意識した学習が大切といえるかもしれない。
(3)TVからの語りかけでは前頭前野が活性化しない
TVからの刺激として語りかけたり、会話を聞いても、実際にリ
アルに語りかけられる場合と異なり、脳の前頭前野は活性化しない
のだそうだ。
だとすると、映像学習というものは、脳刺激としては弱いという
ことになる。
(4)音読とコーラスリーディング、追唱ではそれぞれ脳の活動が異なる
前頭前野の活動が一番活発になるのは、一人で音読するときが最
も活性化されるという実験データがでているそうだ。
(5)音楽のように朗々とした音読時には、脳は活性化しない?
流暢に、流れるように声にだして読んでいるときは、音楽を楽し
んでいるときと同じような脳内の血流となり、リラックスした状態
になるという。つまり流暢な音読は、学習として活性化するのでは
なく、脳のリラックス、快適な状態を作り出すのだ。
川島教授は、ここから「まずは音読を脳が好むということは、喜
んで音読したくなるのが自然な訳で、学習の入り口として非常にプ
ラスなのではないか。」といった指摘している。
また一人で音読する方が、コーラスリーディングよりも脳が活性化
しているというのも興味深い。自宅で、一人で音読するというトレー
ニングは脳によいということになる。
この結果を見ると、前回報告したように、まず音から入る語学学
習は、学習への抵抗を下げる意味でも有効ということがいえる。
皆さん、まずは音を楽しむ学習から入りましょう!!
(PHP新書「脳と音読」川島隆太・安達忠夫共著より)
味深い事象があるのでご紹介しておく。
(1)オノマトペーの効用
脳は一般的に「音」と「言語」をそれぞれ別々に聞き分けるら
しい。それぞれに反応する脳の側頭葉の部位が異なるそうだが、両
方が活性化する方が、脳の発達は良いという。
その意味で日本語に多い「オノマトペー」は、脳の発達のための
刺激としてはとても良いという仮説をだしている。
子供のときに、オノマトペーを多様することは脳への良い刺激と
なるというのは面白い!
(2)脳は語順を意識している?
英語と日本語を聞いているときの脳の活動部位は、それぞれ異な
るが、ある実験で日本語の語順の英文(I school go to)の場合、
日本語に反応する部位しか活性化しなかったそうだ。
韓国の学生での実験では、外国語だが、英語と日本語では反応す
る脳の部位が異なったそう。日本語は何と韓国語と同じ脳の部位が
活性化したそうだ。日本語と韓国語は文法的には近い部分があるか
らだろうか。
これらの結果からすると、脳は語順を意識しているといえる。外
国語学習の上で語順を意識した学習が大切といえるかもしれない。
(3)TVからの語りかけでは前頭前野が活性化しない
TVからの刺激として語りかけたり、会話を聞いても、実際にリ
アルに語りかけられる場合と異なり、脳の前頭前野は活性化しない
のだそうだ。
だとすると、映像学習というものは、脳刺激としては弱いという
ことになる。
(4)音読とコーラスリーディング、追唱ではそれぞれ脳の活動が異なる
前頭前野の活動が一番活発になるのは、一人で音読するときが最
も活性化されるという実験データがでているそうだ。
(5)音楽のように朗々とした音読時には、脳は活性化しない?
流暢に、流れるように声にだして読んでいるときは、音楽を楽し
んでいるときと同じような脳内の血流となり、リラックスした状態
になるという。つまり流暢な音読は、学習として活性化するのでは
なく、脳のリラックス、快適な状態を作り出すのだ。
川島教授は、ここから「まずは音読を脳が好むということは、喜
んで音読したくなるのが自然な訳で、学習の入り口として非常にプ
ラスなのではないか。」といった指摘している。
また一人で音読する方が、コーラスリーディングよりも脳が活性化
しているというのも興味深い。自宅で、一人で音読するというトレー
ニングは脳によいということになる。
この結果を見ると、前回報告したように、まず音から入る語学学
習は、学習への抵抗を下げる意味でも有効ということがいえる。
皆さん、まずは音を楽しむ学習から入りましょう!!
(PHP新書「脳と音読」川島隆太・安達忠夫共著より)
塾と学校の先生の研修会リポート
グループ会社である学習塾「中萬学院」で、神奈川県の公立中学の
先生方を対象とした教員研修会が実施された。
グループ会社として、またNPO法人国際教育振興協会としての活
動内容をお伝えするなどのお手伝いをさせていただいた。その中で、
私たちが支援してしている杉並区の和田中学の藤原和博校長にインタ
ビュー協力いただき、披露した。
例によって、簡潔で、かつ非常に明快なスピーチであった。
今回も、和田中学の実践としての 「よのなか科」、「土曜日寺
小屋」について簡単に触れていた。とくに私たちがお手伝いしてい
る「英語アドベンチャーコース」についても言及いだたいた。(こ
の点は、以前にも紹介しているのでそちらをご覧ください。)
これらの改革は、別に特区などの措置で行っているわけではない。
教育再生会議で論議されているような制度改革をしなくても、十
分に学校改革ができることを証明している。
キーワードは、校長のやる気と工夫、地域の力の利用(「斜めの
関係性」の多様)、などいくつかある。
話の最後に「魅力ある授業とは?」というテーマで触れられた。
これは、教育関係者には広く参考となることが多いと思うので、印
象的な部分をご紹介しておく。
ポイントは4点。
(1)あなたの授業は1コマいくらの授業をされていますか?
公立中学での生徒一人当たりの年間経費は、約100万円だそう。年
間授業時間から換算すると1コマ当たり1000円相当になる。さて、果
たして、公立中学での先生方の授業1回は、生徒一人ひとりから1000円
以上の価値を提供できているかどうか自問せよ、という話だった。
1000円と言えば、中学生が映画館でロードショウを鑑賞できる金額。
すなわち「ハリーポッター」や「パイレーツオブカリビアン」に打ち
勝てるか?という比較だ。(さすがにこれはエンターテイメントであ
り比較しにくいが・・・)
とにかくコスト意識、付加価値意識はとても大切なこと。まして民
間では極めて当たり前の感覚ではあるが、だからといって本当にその
価値を具現化できているだろうか。
なかなか厳しい指標ではあるが大切だ。
(2)授業スタートの「掴みが大切」
TV世代である生徒たちを授業に引き込むには、授業へもっていく
前の「掴み」がとても大切である。昔は、「昨日のプロ野球の結果
の話をふって、しばらく興奮して授業に入っていく…」といったス
タイルが見かけらたが、今はこれでは駄目である。
なぜなら、趣味も価値観も多様化した今の子供たちのうち、ほん
の数人の野球好き以外には、まったく魅力のない「掴み」だからだ。
もっと授業に直接つながるような「掴み」が大切だ。身近な内容
と教科をつなぐような話題を掴みにもってくることが大切。
例として、藤原校長が話したのは次のようなものだ。
1000円札にある印は、日本のある企業が持つ独自の技術が使われ
ている。その技術は世界的に評価され、ドルにもユーロにも使われ
ており、その会社は世界と取引している。
(この会社は荻窪にあるそうだ!)そして、経済の授業に入ってい
く。
地域の企業、1000円札、意外性で十分生徒を授業に引き込める
「掴み」といえるだろう。
この事例のように、学習に直結したインパクトのある導入が大切
だということ。
(3)リズム・テンポが大切
TV世代の生徒たちは、昔とはかなりちがうテンポ感がある。今
のCMや映画のテンポは、昔のそれらとは比較にならないくらい速
い。したがって、授業のテンポもそれ相当に速くなくてはだめであ
る。和田中では、通常公立中学の50分の授業を45分としている。こ
れは、英・数・国の週4コマを実現するねらいと、授業全体のテンポ
アップという効果があったという。
(4)成績向上のための生活習慣の実現
以前に私たちのセミナーで講演いただいたときにも指摘されてい
た通り、中学生から如何にしてTVの視聴時間と携帯電話の使用時
間を制限するかが成績向上と相関するという話だ。保護者に対して、
和田中では、何回も繰り返しこのことを伝えてきたという。
以上短いながらも大変的確なプレゼンはさすがという他は無い。
7月22日の朝日新聞の特集記事「教育再生会議を問う」の中でも、
藤原高校は指摘していたことだが、制度、法律を変える提言が目立
つ再生会議だが、現行の制度の中でもこれだけの改革を実践してい
るのが和田中だ。もっと現場での工夫で十分に効果をあげることが
できると実証している。
なぜ現行の多くの現場でこうしたことができないのか。藤原先生
は、人事を改革のキーワードとしてあげた。校長とその人事権をも
つ教育長のリーダーシップの責任は重い。
別に公立に限ったことではない。改革できない、改革しようとし
ない学校、塾の先生からもっともよく聞かれる言葉がある。
「あの先生のところは特別だから。」
「あの先生だからできたんでしょ。」
最近、今回の事例だけでなく、「学習塾に学ぶ」というテーマの
公立教師向け研修の話題を多く聞くようになってきた。「違い」を
見るのではなく、そこから「共通」「共有」できるよい実践を学ぶ
ことができるようになれば、双方にとって意味のある研修となるに
ちがいない。研修シーズンを迎えている。ぜひ意味のある研修とな
るようなレディネスでお互いに臨みたいものですね。
先生方を対象とした教員研修会が実施された。
グループ会社として、またNPO法人国際教育振興協会としての活
動内容をお伝えするなどのお手伝いをさせていただいた。その中で、
私たちが支援してしている杉並区の和田中学の藤原和博校長にインタ
ビュー協力いただき、披露した。
例によって、簡潔で、かつ非常に明快なスピーチであった。
今回も、和田中学の実践としての 「よのなか科」、「土曜日寺
小屋」について簡単に触れていた。とくに私たちがお手伝いしてい
る「英語アドベンチャーコース」についても言及いだたいた。(こ
の点は、以前にも紹介しているのでそちらをご覧ください。)
これらの改革は、別に特区などの措置で行っているわけではない。
教育再生会議で論議されているような制度改革をしなくても、十
分に学校改革ができることを証明している。
キーワードは、校長のやる気と工夫、地域の力の利用(「斜めの
関係性」の多様)、などいくつかある。
話の最後に「魅力ある授業とは?」というテーマで触れられた。
これは、教育関係者には広く参考となることが多いと思うので、印
象的な部分をご紹介しておく。
ポイントは4点。
(1)あなたの授業は1コマいくらの授業をされていますか?
公立中学での生徒一人当たりの年間経費は、約100万円だそう。年
間授業時間から換算すると1コマ当たり1000円相当になる。さて、果
たして、公立中学での先生方の授業1回は、生徒一人ひとりから1000円
以上の価値を提供できているかどうか自問せよ、という話だった。
1000円と言えば、中学生が映画館でロードショウを鑑賞できる金額。
すなわち「ハリーポッター」や「パイレーツオブカリビアン」に打ち
勝てるか?という比較だ。(さすがにこれはエンターテイメントであ
り比較しにくいが・・・)
とにかくコスト意識、付加価値意識はとても大切なこと。まして民
間では極めて当たり前の感覚ではあるが、だからといって本当にその
価値を具現化できているだろうか。
なかなか厳しい指標ではあるが大切だ。
(2)授業スタートの「掴みが大切」
TV世代である生徒たちを授業に引き込むには、授業へもっていく
前の「掴み」がとても大切である。昔は、「昨日のプロ野球の結果
の話をふって、しばらく興奮して授業に入っていく…」といったス
タイルが見かけらたが、今はこれでは駄目である。
なぜなら、趣味も価値観も多様化した今の子供たちのうち、ほん
の数人の野球好き以外には、まったく魅力のない「掴み」だからだ。
もっと授業に直接つながるような「掴み」が大切だ。身近な内容
と教科をつなぐような話題を掴みにもってくることが大切。
例として、藤原校長が話したのは次のようなものだ。
1000円札にある印は、日本のある企業が持つ独自の技術が使われ
ている。その技術は世界的に評価され、ドルにもユーロにも使われ
ており、その会社は世界と取引している。
(この会社は荻窪にあるそうだ!)そして、経済の授業に入ってい
く。
地域の企業、1000円札、意外性で十分生徒を授業に引き込める
「掴み」といえるだろう。
この事例のように、学習に直結したインパクトのある導入が大切
だということ。
(3)リズム・テンポが大切
TV世代の生徒たちは、昔とはかなりちがうテンポ感がある。今
のCMや映画のテンポは、昔のそれらとは比較にならないくらい速
い。したがって、授業のテンポもそれ相当に速くなくてはだめであ
る。和田中では、通常公立中学の50分の授業を45分としている。こ
れは、英・数・国の週4コマを実現するねらいと、授業全体のテンポ
アップという効果があったという。
(4)成績向上のための生活習慣の実現
以前に私たちのセミナーで講演いただいたときにも指摘されてい
た通り、中学生から如何にしてTVの視聴時間と携帯電話の使用時
間を制限するかが成績向上と相関するという話だ。保護者に対して、
和田中では、何回も繰り返しこのことを伝えてきたという。
以上短いながらも大変的確なプレゼンはさすがという他は無い。
7月22日の朝日新聞の特集記事「教育再生会議を問う」の中でも、
藤原高校は指摘していたことだが、制度、法律を変える提言が目立
つ再生会議だが、現行の制度の中でもこれだけの改革を実践してい
るのが和田中だ。もっと現場での工夫で十分に効果をあげることが
できると実証している。
なぜ現行の多くの現場でこうしたことができないのか。藤原先生
は、人事を改革のキーワードとしてあげた。校長とその人事権をも
つ教育長のリーダーシップの責任は重い。
別に公立に限ったことではない。改革できない、改革しようとし
ない学校、塾の先生からもっともよく聞かれる言葉がある。
「あの先生のところは特別だから。」
「あの先生だからできたんでしょ。」
最近、今回の事例だけでなく、「学習塾に学ぶ」というテーマの
公立教師向け研修の話題を多く聞くようになってきた。「違い」を
見るのではなく、そこから「共通」「共有」できるよい実践を学ぶ
ことができるようになれば、双方にとって意味のある研修となるに
ちがいない。研修シーズンを迎えている。ぜひ意味のある研修とな
るようなレディネスでお互いに臨みたいものですね。
音読は脳にやさしい語学学習方法だ!
音読の学習効果が改めて注目を集めている!
あるSELHiでは、英語の音読効果に他教科も注目し、語学に限らず、
理科や社会系科目も音読できる教科書採択を実施していると聞いた。
音読による学習効果については、教育再生会議のメンバーでもある
陰山英男氏も「陰山メソッド」の中で、音読を重要な位置づけとして
実践し高い効果を実証されている。
今や国民的脳トレーニングブームを作り出した川島隆太教授、斉藤
孝氏などが音読の効用についてそれぞれの立場で触れている。
音読、素読は、脳の学習パターンに合致したもので「脳にやさしい
教育法」だと川島隆太教授は指摘している。やさしいというのは、脳
が好む自然な学習パターンで、効率的であることをさす。
語学学習では脳のトレーニング方法として、
まず(1)聞く・模倣する
(2)話す
(3)読む・書く
の順が適切だそうだ。
斉藤孝氏は、音読について「声に出し、言葉を身体化する学習ス
タイル」としてとても大切だと指摘している。
「門前の小僧習わぬ経を読む」ということもあるが、意味を理解
した上で音読することが大切だそうだ。
日本語でも読み方で、その生徒がきちんと理解しているかどうか
がわかるということが確かにある。まして英語の場合ならなおさら
だ。
Shadowingという手法があるが、ここでもきちんと文法や内容理解
していないものは、きちんと追随して話すことができない。その意
味で、オウム返しできるようになるということは、文構造理解、内
容理解まで深まることを意味すると言えるかも知れない。もっともっ
と生徒に音読をさせて、たくさん頭に汗をかいてもらおうではない
か!
リスニングワールドにせよ、ワンダーイングリッシュといった小
社の教材のコンセプトはまさに「脳にやさしい教育方法」で聞く・
話す重視の正しい方法論をとっているのだと自信が深まった。
更に今年から中1向けの音読トレーニング教材「ENGLISH BANK」
を商品化したが、ここでもこの春からの実験で、音読による高い効
果が実証された。
中1で英語学習のきちんとした成果を出せる教材として注目いただ
いている。
ぜひご活用いただければと思います。
あるSELHiでは、英語の音読効果に他教科も注目し、語学に限らず、
理科や社会系科目も音読できる教科書採択を実施していると聞いた。
音読による学習効果については、教育再生会議のメンバーでもある
陰山英男氏も「陰山メソッド」の中で、音読を重要な位置づけとして
実践し高い効果を実証されている。
今や国民的脳トレーニングブームを作り出した川島隆太教授、斉藤
孝氏などが音読の効用についてそれぞれの立場で触れている。
音読、素読は、脳の学習パターンに合致したもので「脳にやさしい
教育法」だと川島隆太教授は指摘している。やさしいというのは、脳
が好む自然な学習パターンで、効率的であることをさす。
語学学習では脳のトレーニング方法として、
まず(1)聞く・模倣する
(2)話す
(3)読む・書く
の順が適切だそうだ。
斉藤孝氏は、音読について「声に出し、言葉を身体化する学習ス
タイル」としてとても大切だと指摘している。
「門前の小僧習わぬ経を読む」ということもあるが、意味を理解
した上で音読することが大切だそうだ。
日本語でも読み方で、その生徒がきちんと理解しているかどうか
がわかるということが確かにある。まして英語の場合ならなおさら
だ。
Shadowingという手法があるが、ここでもきちんと文法や内容理解
していないものは、きちんと追随して話すことができない。その意
味で、オウム返しできるようになるということは、文構造理解、内
容理解まで深まることを意味すると言えるかも知れない。もっともっ
と生徒に音読をさせて、たくさん頭に汗をかいてもらおうではない
か!
リスニングワールドにせよ、ワンダーイングリッシュといった小
社の教材のコンセプトはまさに「脳にやさしい教育方法」で聞く・
話す重視の正しい方法論をとっているのだと自信が深まった。
更に今年から中1向けの音読トレーニング教材「ENGLISH BANK」
を商品化したが、ここでもこの春からの実験で、音読による高い効
果が実証された。
中1で英語学習のきちんとした成果を出せる教材として注目いただ
いている。
ぜひご活用いただければと思います。
韓国の小学校英語導入は成果につながっている
ベネッセが大学関係者と共同で2003年から調査している「東アジア
高校英語GTEC調査」の最新リポート(2006年)があった。
2003年の調査時、韓国の高1は、小学校での英語教育が実施されて
いなかったので、ある程度、小学校英語指導の影響について比較でき
るとしている。
2003年、2006年の高1では40点、高2で50点もの差がついた。(総
合点)小学校英語指導がスタートした学年である2004年の高1比較で
はわずかに4.9点だが上昇している。
調査速報でも述べられているが、この結果をもって小学校英語指導
の効果とは一概には言えない。しかし、小学校からの英語スタートが、
結果として英語学習への関心を高めることになったか、もしくは、指
導力向上に貢献した故の結果とみてもよいだろう。とにかくよい成果
がでていることは確かだ。
日本では、未だ小学校英語指導の是非論を議論している向きもある
が、もういい加減に具体的な方法論へ踏み込んでほしいものだ。
高校英語GTEC調査」の最新リポート(2006年)があった。
2003年の調査時、韓国の高1は、小学校での英語教育が実施されて
いなかったので、ある程度、小学校英語指導の影響について比較でき
るとしている。
2003年、2006年の高1では40点、高2で50点もの差がついた。(総
合点)小学校英語指導がスタートした学年である2004年の高1比較で
はわずかに4.9点だが上昇している。
調査速報でも述べられているが、この結果をもって小学校英語指導
の効果とは一概には言えない。しかし、小学校からの英語スタートが、
結果として英語学習への関心を高めることになったか、もしくは、指
導力向上に貢献した故の結果とみてもよいだろう。とにかくよい成果
がでていることは確かだ。
日本では、未だ小学校英語指導の是非論を議論している向きもある
が、もういい加減に具体的な方法論へ踏み込んでほしいものだ。
ノートルダム小学校(京都)の行田先生が読売教育賞受賞!
うれしいニュースです。ノートルダム学院小学校の行田隆一先生
が読売新聞社主宰の第56回読売教育賞において外国語部門の優秀賞
を受賞されました。
行田先生とは、以前から交流があり、ノートルダム英語検定のお手
伝いをさせていただきました。
自ら開発した日常の語彙を中心としたオリジナルの英語検定
「ノートルダム英語検定(NDET)」の実施や、しりとりを使っ
た発音練習方法を実践。日本以外の子供たちとの英語TV会議の実
施など、意欲的に英語指導を実践されてきた。
行田先生には、小社のランドマークテストをご覧いただき、興味
をお持ちいただきました。さらに独自のスピーキングテストを実施
するために小社がお手伝いをさせていただいた経緯があり、本当に
うれしいニュースでした。大変バイタリティのある先生で、常に新
しいチャレンジをされてきたことが今回の受賞につながったのだと
思われます。先生、受賞おめでとうございました。
今後もますますのご活躍を応援しております。
が読売新聞社主宰の第56回読売教育賞において外国語部門の優秀賞
を受賞されました。
行田先生とは、以前から交流があり、ノートルダム英語検定のお手
伝いをさせていただきました。
自ら開発した日常の語彙を中心としたオリジナルの英語検定
「ノートルダム英語検定(NDET)」の実施や、しりとりを使っ
た発音練習方法を実践。日本以外の子供たちとの英語TV会議の実
施など、意欲的に英語指導を実践されてきた。
行田先生には、小社のランドマークテストをご覧いただき、興味
をお持ちいただきました。さらに独自のスピーキングテストを実施
するために小社がお手伝いをさせていただいた経緯があり、本当に
うれしいニュースでした。大変バイタリティのある先生で、常に新
しいチャレンジをされてきたことが今回の受賞につながったのだと
思われます。先生、受賞おめでとうございました。
今後もますますのご活躍を応援しております。
ワタミ社長の記事を読んで・・・
前回、教育再生について実は「金をきちんとかければ、先生の地位
向上や環境整備が充実し自ずと教育再生が可能ではないか」という
趣旨の記事を書いた。
基本的には、かなり重要なファクターであると思っているが、そ
の後、日経ビジネスオンラインの記事を見て、必ずしも、金だけあ
れば解決はできないとの思いが強くなった。
ワタミの社長であり教育再生会議メンバー、かつ横浜市教育委員
会メンバーでもある渡邉 美樹氏によるこの記事を見ると、
教育委員会は、本来の学校改革という視点よりも、既存の教育委
員会と学校の関係性を重視し、余計な摩擦を避け、双方の暗黙の了
解による、なあなあの関係により、本来できるはずの改善を怠って
いるとも思われる。
教師の負担軽減となるような予算が降りないのは、金がないだけ
でなく金を回すべき判断をされる所が、教育を良くするため、子供
主体、保護者主体できちんと物事を判断していないことも影響して
いると言えそうだ。
一体どこを向いて仕事をしているのだろうか?
この記事を読むと明らかに既得権益、教師が守られることを優先
しているとしか思えない。
他人の振り見て吾身を正さなければとも思う。私たちも、我々の
論理に引きずられ、顧客中心でなく自己本位となっていないだろう
か。改めて気を引き締めて仕事をしたいと思う。
向上や環境整備が充実し自ずと教育再生が可能ではないか」という
趣旨の記事を書いた。
基本的には、かなり重要なファクターであると思っているが、そ
の後、日経ビジネスオンラインの記事を見て、必ずしも、金だけあ
れば解決はできないとの思いが強くなった。
ワタミの社長であり教育再生会議メンバー、かつ横浜市教育委員
会メンバーでもある渡邉 美樹氏によるこの記事を見ると、
教育委員会は、本来の学校改革という視点よりも、既存の教育委
員会と学校の関係性を重視し、余計な摩擦を避け、双方の暗黙の了
解による、なあなあの関係により、本来できるはずの改善を怠って
いるとも思われる。
教師の負担軽減となるような予算が降りないのは、金がないだけ
でなく金を回すべき判断をされる所が、教育を良くするため、子供
主体、保護者主体できちんと物事を判断していないことも影響して
いると言えそうだ。
一体どこを向いて仕事をしているのだろうか?
この記事を読むと明らかに既得権益、教師が守られることを優先
しているとしか思えない。
他人の振り見て吾身を正さなければとも思う。私たちも、我々の
論理に引きずられ、顧客中心でなく自己本位となっていないだろう
か。改めて気を引き締めて仕事をしたいと思う。
290円のテキストが買えない公立小学校
対GDP公的教育費負担の比率は、OECD加盟国中最下位
(3.5%:2003)一学級あたりの児童数もOECD平均よりも高い。
日本:28.6、(OECD平均21.4:2004)
教育が最重要課題といっている割に、教育の公的負担の小ささを
見るにつけとても欺瞞的でお題目としかいえないのではないかと思
ってくる。
私たちがテキストの無償提供などで支援している全国の小学校で
英語を教えている先生方のヒアリングを実施した。
その結果、多くの先生方から、テキストや指導書について大変感
謝されたが、今後、継続的な使用のための購入は難しいという。
何故かというと、「テキストを買う予算がない」のだ。中には身銭
を切って購入されている先生方もいらっしゃる。生徒用の290円の
テキスト購入をすることができず、指導内容の創意工夫に努力しろ
と言われ、それでなくても時間のない先生方に、どう意欲的に指導
を組み立てろというのか。モチベーションがあがらないのも無理は
ないのではないか。
教育再生はじつは簡単な事なのではないかと思えてくる。すなわ
ち、もっと必要とされる金を投入し、環境整備、先生の地位向上、
落ち着いて仕事できる体制作りさえすればよいのではないだろうか?
先生のための研修予算も自治体によって大きく異なるが、概して
微々たる予算確保しかできないようだ。再生だというなら、本気で
先生のためにお金と時間をつかうべきではないのだろうか?
藤原和博校長が改革として実施された事のひとつは、先生の余計
な仕事を減らすことだったという。生徒と向き合う時間の確保。落
ち着いて先生としての指導できる体制の確保さえすれば、一部のダ
メ教師を除けば、多くの先生方は、子供ために、本来やりたいと考
えている、より良い指導、行事に積極的に取り組んでいただけるよ
うになるという。
フィンランド教育のよさや、北京で視察したときの学校の先生方
のプライドの高さと前向きさもやはり、先生の地位が高く、時間と
金の保証があることは大事なファクターだと思われる。
(3.5%:2003)一学級あたりの児童数もOECD平均よりも高い。
日本:28.6、(OECD平均21.4:2004)
教育が最重要課題といっている割に、教育の公的負担の小ささを
見るにつけとても欺瞞的でお題目としかいえないのではないかと思
ってくる。
私たちがテキストの無償提供などで支援している全国の小学校で
英語を教えている先生方のヒアリングを実施した。
その結果、多くの先生方から、テキストや指導書について大変感
謝されたが、今後、継続的な使用のための購入は難しいという。
何故かというと、「テキストを買う予算がない」のだ。中には身銭
を切って購入されている先生方もいらっしゃる。生徒用の290円の
テキスト購入をすることができず、指導内容の創意工夫に努力しろ
と言われ、それでなくても時間のない先生方に、どう意欲的に指導
を組み立てろというのか。モチベーションがあがらないのも無理は
ないのではないか。
教育再生はじつは簡単な事なのではないかと思えてくる。すなわ
ち、もっと必要とされる金を投入し、環境整備、先生の地位向上、
落ち着いて仕事できる体制作りさえすればよいのではないだろうか?
先生のための研修予算も自治体によって大きく異なるが、概して
微々たる予算確保しかできないようだ。再生だというなら、本気で
先生のためにお金と時間をつかうべきではないのだろうか?
藤原和博校長が改革として実施された事のひとつは、先生の余計
な仕事を減らすことだったという。生徒と向き合う時間の確保。落
ち着いて先生としての指導できる体制の確保さえすれば、一部のダ
メ教師を除けば、多くの先生方は、子供ために、本来やりたいと考
えている、より良い指導、行事に積極的に取り組んでいただけるよ
うになるという。
フィンランド教育のよさや、北京で視察したときの学校の先生方
のプライドの高さと前向きさもやはり、先生の地位が高く、時間と
金の保証があることは大事なファクターだと思われる。







